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RECRUIT創業ストーリーとメッセージ

代表の鈴木の経歴と、創業時に考えたこと

30歳、フリーター
「人生、終わった」と思っていた時、
救ってくれたのがインターネット

30歳になって、一度も定職につくことができず、フリーターだった僕を救ってくれたのがインターネットでした。
それまでの僕は、学生までは体育会に所属し、スポーツの成績のことしか考えておらず、引退後の人生なんて全く考えていませんでした。引退後、働く先はなく、23歳から居酒屋のアルバイトを約4年、その後、事務用品会社の倉庫でアルバイトをしたり、生活費が足りなくなれば日雇いに行ったりしていました。

インターネットにもパソコンにも縁がありませんでしたが、世の中のIT化が進み、倉庫業務はアウトソーシングされたことで、仕事は激減、慣れない入力業務を担当することになりました。
自宅に帰ってもやることがなかった僕は、毎日、タイピングゲームで練習し、入力スピードが上がってきたときに、アルバイト先の社長が「鈴木くんは、パソコンに詳しいのか?」と勘違いし、IT担当になり、2002年ごろ、29歳の時、はじめてWebサイトをつくりました。

HTMLを学びながら、アルバイト先のWebサイトをつくり、新規のお客様からの問い合わせがホームページから来るようになった時、その実務経験で、複数のWeb制作会社に正社員として応募しました。

しかし、どの会社も採用してくれませんでした。
「自分の何がダメなの?」と落ち込みましたが、面接官に言われたのは、「君にダメな理由があるのではなく、他の人よりあなたを選ぶ理由が当社にはないのだ。」ということでした。

評価は他人が決める
世界は他人を中心に回っている

自分がどれだけ頑張ったかは関係ありません。
相手にとってどれだけ自分が欲しい人材であるかが大事なんだと、はじめて気づかされました。
その後、学生時代の同じ部活動だった同級生から、「おまえ、ホームページつくれるんだったな。今度、事業をはじめるからつくってよ。」と頼まれました。
さらには、アルバイト先で隣の席に座っていた社員が転職した先で、僕のことを話してくれ、その会社の社長からもホームページ制作の依頼が来ました。

自分が望んで応募した会社には一社も受かりませんでしたが、ホームページをつくりたいが「どう頼んでいいのか」「どこに頼んだらいいのか」知らない会社はたくさんいるんだと気づきました。
この2つの依頼がきっかけで、僕はアルバイト先を辞め、2005年2月2日、有限会社ニンニンドットコムを設立し、自宅兼事務所としてWebデザイナーとして仕事をスタートしました。

経営者は忙しい
ホームページをどうつくるかなんて具体的な指示はしない

この2つのお客様はどちらも小さな会社です。
最初につくったアルバイト先の事務用品会社のWebサイトをつくったときもそうでしたが、会社規模に関係なく、経営者は忙しいものです。身近にクリエイティブやインターネットに詳しい人がいなければ、当然、ホームページをどうつくるかなんて具体的な指示を出せませんし、原稿も素材も写真も、当然ありません。

僕は、その会社の強い部分や、お客様への提供価値を自分で文章にし、ロゴマークもつくり、写真も撮影し、Webサイトをつくりました。

また、以前のアルバイト先の事務用品会社では、Webサイトのコンサルティングを受け、定期的にアクセス解析を行ってもらい、顧客獲得を支援してもらっていました。
どのようにWebサイトを運営して顧客獲得をするのか、ということも教えてもらってましたので、独立後も、その会社に、毎週月曜日の朝礼に足を運んでは、たくさん教えてもらっていました。

かつて、どこも受からなかったWebデザイナーの面接では、自分のアピールポイントは「その会社の事業や競合や顧客から考えて“どうつくるか”から考えられることです。」と答えたときがありました。
ところが、面接官は、鼻で笑いながら「それはクライアントが決めることだから、あなたは指示どおりつくれるスキルが問われる」と言われ、違和感をもった記憶があります。

お客様が叶えたい目的は伺いますが、手段としてどうつくるかは、クリエイターが考えるものです。
ものづくりにおいて素人であるクライアントの指示どおりでいいはずがありません。

この2つの会社のホームページは、アクセス解析をみてページを追加したり、改善し、その後の運営も担当しました。

「どう売ろうか」に使っていた頭と時間を、
「どう選ばれるか」に使いましょう

企業やサービスも、その評価は、他人である顧客がするものです。顧客のほうから、その会社やサービスを探してくれて、選んでくれるかが重要です。

自分たち売りたいものではなく、探されて選ばれるための客観的視点でWebサイトを設計しデザインしなければいけません。

ありがたいことに、この2つのWebサイトをみたという企業様から「うちのホームページも、お願い。」と依頼が来るようになりました。

ひとつの実績が、また次の依頼を生む、という流れができてきました。

その後、この2つの会社は、アクセスも問い合わせも上がり続け、1社はその後大きくテレビで取り上げられ、これまでになかった新しい業界を世に知らしめました。
そして、もう1社も、大手企業にその事業を引き継ぐまでに成長し、当時の社長はその売却益と共に引退しました。

今でも、この2つの会社とはお付き合いがあります。

経営者の本気の相談相手として、
“自分ごと”で考える

クリエイターの仕事のはじまりは、雑談の相談に本気で提案することからはじまると思います。その相手が社長で、無茶ぶりだったら尚チャンスです。

Webサイト制作からはじまった当社ですが、そんな相談に本気で応えるうちに、新規事業の立ち上げをしたり、プレゼン資料をつくったり、社名を決めたり、採用広告を出したり、その会社も面接官も担当するようになりました。
お客様の株主になったり、お客様の会社の子会社の社長を兼任したりすることもありました。

無茶ぶりだったり、誰も手を付けたがらない隙間の仕事に、本質的なニーズがあり、自分の可能性を広げるチャンスがあったりするものです。

経営者の頭の中をカタチにする
経営者と共に未来をつくる

自社の社員へ相談する以上のことを僕にしてくれるのは、経営者と社員では、同じ会社であっても考え方が違うからかもしれません。
経営者が考えることは、新しいことへの挑戦であり、自社を成長させるための変革です。しかし、社員は、給料が上がらないのなら、できれば今以上の負担は嫌なものです。
前例を求め、前例によってどう動くか判断する社員に対して、経営者は、前例があったら別の道を探します。
既にあるルールを覚えようとする社員に対して、世の中のルールを変えようとするのが経営者です。
180度、考えが違う社員の中で、前例の無い新しい価値の提供を考え続ける経営者は時に孤独です。

しかし、どんなに孤独でも経営者は事業を切り拓いていかなければなりません。
なぜなら、前例の無い価値を生み出し続けなければ、淘汰されてしまうからです。
今、周囲を見渡し、人が生活するうえで便利なもの、価値のあるものは、その登場時点では、前例なき価値の登場だったと思います。
そして、そのほとんどは経営者率いる会社の事業によって生み出されたものです。

そのお手伝いができることが、僕はとても面白いことだと思いました。

もちろん、経営をしたことのない人が、経営者からの会社の方針や事業の相談に答えることは、簡単ではありません。
でも、まずは経営者からの相談を“自分なり”に考えてみることはできるのではないでしょうか。
未来の話には正解はありません。考えたか、考えなかったか、だけです。

リリース前の経営者の事業の構想、抱えている課題を聞き、自分ごとで考え、提案し、言語化し、ビジュアルに落とし込み、Webマーケティングでカタチにしていく仕事は、経営者と共に未来をつくっている仕事です。

これからも、「経営者の頭の中をカタチにする」仕事に全力で取り組んでいきたいと思います。

株式会社ニンニンドットコム
代表取締役 鈴木忍

代表プロフィール

1973年、秋田県生まれ。
学生までは駅伝競技に打ち込み、引退後は、居酒屋や、日雇いの現場作業、事務用品会社でアルバイト。
2003年、事務用品会社でのWebサイト制作と、Web事業の立ち上げを経験し、独立。
2005年、株式会社ニンニンドットコムを設立し、代表取締役になる。
起業間もない社長とのWebサイト企画を経験し、社長の想いをもとに、様々な事業の見せ方、競合との違いの出し方、社長のプレゼン資料の作成なども担当。「経営者の頭の中をカタチにする」というコンセプトで、複数の企業に参画。
企業ブランド構築、Webマーケティング、組織づくりなど、多岐にわたって経営者のサポートを行っている。

2005年~ 株式会社ニンニンドットコム 代表取締役
株式会社ニンニンドットコムの経営をしながら
2007年~現在 株式会社チョイス 取締役 CMO
2011年~2016年 株式会社ESSPRIDE 取締役CBO
2016年~2017年 株式会社SPIKEペイメント CMO
2016年~2017年 株式会社メタップス シニアコンサルタント
2017年~2021年 株式会社pring CMO
2020年~現在 一般社団法人SDGsマネジメント 理事
SDGsマネジメント認定トレーナー 等
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